• News | Nov.09.2017

  • 第八回続・味噌作りバスツアー開催!2日目


  • 2日目、とってもおいしい朝ごはんと、真さん&先生との楽しいおしゃべりでスタートです。お二人の会話は漫才のように絶妙です。こちらではカメムシの事を「へっぴりさん」「へっぴり虫」と呼ぶそうで、その臭さの話題から実際に匂いを嗅いでみて「くっさ〜〜い!」と大盛り上がり。大爆笑の朝でした。深夜にはものすごい雨の音がしていましたが、朝はそれほどひどくありませんでした。





    真さんと先生に別れを惜しみながらお礼をして、本日はまず大豆の脱穀作業へ。昨日に引き続き静子さんに教えていただき、乾燥した大豆の枝を棒でバシバシ叩き大豆を落します。なかなか落ちなくて苦戦しました。今年は収穫してからも雨が続いたので乾燥がよくできていないため落ちにくいとのこと。なんとか落とした大豆を集めたら、今度は唐箕(トウミと読みます)という昔からの木製選別機へ投入しました。資料館の展示でしか見たことないくらい、歴史を感じる唐箕です。すごい!ハンドルをぐるぐる回すと前方から砂や枯葉などのゴミが勢いよく飛んでいき、下方から大豆がザザーっと出てきます。微調整する木のレバーもあり、先人の知恵に脱帽です。唐箕に通した大豆をもう一度通そうと大豆入りの段ボール箱を持ち上げたところ、ズボっと底が抜けるハプニングが!!慌てて濡れないうちにこぼれた大豆を拾い集め、みんなでゲラゲラ笑い合いました。ハプニングも思い出です☆二度目・三度目・・・と数回唐箕に通すと、大豆はすっかりきれいになっていました。これにて作業終了です。





    移動中に雨がだんだん強くなってきましたが、予定通りりんご園へ行くことができました。まずはりんご園を営む小林さんご夫妻にリンゴの試食をさせていただきお話を伺いました。園内のりんごの木をみると1本の木に黄色と赤色の2種類のりんごがついています。娘と驚いたのですが、りんごは接ぎ木することでこんなことができてしまうそうです。すごい技術!こちらでは 信濃スイート・信濃ゴールド・秋映・ふじ を作っているそうです。食べ比べてみると本当に味がみんな違いどれも香りがよくて甘~い!甲乙つけがたいおいしさです。一見お酒かと思うような一升瓶に入った、自然の甘味だけの100%りんごジュースもいただきました。濃厚な甘味です。娘もおいしいおいしい♪とごくごく飲んでいました。しばらくすると小林さんの奥様がスライス焼きりんごと、手作りりんごジャムをぬったパンも用意してくださり、どちらもとってもおいしかったので作り方を教えていただきました。



    試食のあとはいよいよりんご狩りです。1人5つも採らせていただきました。りんごを持って上に引き上げるだけでポキっと簡単に採れます。こんなに簡単に採れるのですから、台風の時など強風で落ちてしまうわけですね。採れたりんごにホクホクしながら戻ってくると、出荷できないりんごを今回は特別に持っていっていいですよ!と声を掛けていただきました。やった~!うれしい!と参加者全員大喜び。蜂や小鳥がつついてしまったものや、1センチくらいの傷がついているものなのですが、気になりません♪とってもおいしそう!欲張ってたくさんいただいてしまいました。雨はいつの間にかけっこうな土砂降りに。ここまでもってくれただけでも空に感謝です。



    いよいよこのツアー最後のイベント、郷土料理作りと焼き芋作りです。公民館で静子さんはじめ、村のお母さんたちが待っていてくださいました。芋は掘りたてより少し置くほうがおいしくなるそうで、まずはみんなで10日前に収穫済みのさつまいもを、濡らした新聞紙とアルミホイルでぐるぐる巻き、それをおこした炭にくべて焼き芋に。先に焼いてあった分をその場で試食させていただきましたが、これぞ焼き芋!というトロ~リとした甘みと炭の香りとうまみ♪めちゃくちゃおいしかったです。






    続いておぶっこ作りとにらせんべい作りをさせていただきました。おぶっこはうどんよりちょっと太い感じです。小麦粉で作った生地を五ミリくらいまで麺棒で伸ばして切って鍋で湯がき、野菜たっぷりの汁にぶっこむのでおぶっこ(またはおぶっこみ)と言うそうです。にらせんべいは、小麦粉を水で溶いたものにニラを入れて焼き、それにネギ・味噌・砂糖を混ぜたネギ味噌を薄く塗って挟んだら出来上がり!ニラの香りが食欲をそそります。お料理がすべてできあがり全員でいただきました。どれもこれもおいしくて食べすぎました☆娘は大学芋が大好物なので何個も食べていました。焼きいも大学芋も、三種類のさつま芋を入れてくださっているので、食感や甘味が違って面白かったです。私たち親子は初参加だったのですが、昨年このツアーで作ったお味噌がたくさん作れたとのことで、お味噌のお土産もいただきました。もちろん初日の芋掘りで掘ったさつま芋もお土産にいただき、ものすごい荷物!しまった!スーツケースでくればよかった!どうやってもって帰ろう??とうれしい悲鳴をあげていました(笑)。

    楽しい時間はあっという間に過ぎ帰りの時間。みなさんバスが見えなくなるまで手を振ってくださいました。私も娘と一緒にたくさん手を振りました。今回初めての中条でしたが、大豆の脱穀をはじめすべてが楽しく貴重な体験で、親子で一緒に参加させていただいて本当によかったです。暇な時間なんて少しもありませんでしたし、子供は娘しかいませんでしたが退屈することもなく楽しんでいました。娘も「楽しかったから今度は〇〇ちゃんを連れて一緒に行きたい!」と大満足だったようです。親子参加にすごく良いツアーだと思いました。そして何より、接してくださった村の方々が皆さんあかるく親切で、本当におひさまのような方ばかり。おかげ様でツアーをとても楽しめました。ありがとうございました。

    さて次回は来年2月10日(土)~11日(日)「手前味噌を仕込もう!」です。脱穀した大豆をお味噌にします!もちろんお味噌のお土産がもらえますよ~♪お土産にいただいた昨年のお味噌、味見したらびっくりするおいしさでした。ぜひお問い合わせください!

    <余談>
    帰りのバスは台風の影響による雨の中渋滞もなくスムーズに東京へついたのですが、台風接近中の一番ひどい土砂降りの中での解散となり、駅へ渡る横断歩道を渡ると渡りきった所が水没していたため・・・足首まで水につかってしまいずぶぬれで帰宅となりました(苦笑)。それも思い出です☆