• News | Oct.23.2017

  • 特別編・古民家リフォーム見学バスツアー開催!
    1日目



  • 先日、第七回よ〜いとバスツアー「古民家リフォーム見学」が開催されました。味噌づくりは1回お休みして、今回は特別編。特派員のいとうです。朝から渋滞に巻き込まれてしまいましたが、着いた中条は晴天のツアー日和。もしかしたら寒いかも…と東京から用意してきた上着を早々にしまい込むくらい、暖かい日でした。まずはお昼の腹ごしらえ。「田舎カフェ」にておなじみのおやきと、それぞれ野菜ラーメンとうどんを頂きました。残念ながら、今回は見られなかったのですが、雲が晴れると北アルプスが一望できる田舎カフェでは、私たちのほかに地域の方々で賑わっていて、憩いの場になっているようでした。お昼ごはんのあとは早速古民家見学へ。




    1件目は家の周りを囲むように積まれた暖炉用の薪が印象的な平山さん宅。定年後、平山さんは埼玉から中条に移住してきたそうで、福島県をはじめ様々な古民家物件を見て、最終的に中条に決めたそう。当初自分でリフォームするつもりだったそうですが、プロにお願いしたんだとか。こだわりの素材や自作の家具など、気になるものがいっぱい。お話を伺いながら、家の中をあちこち見せて頂きました。リビングでまず目に入る暖炉。冬はずっと火がついているそうです。サンルームの天井は当時のままで、ハリがすごくしっかりしていました。涼しく保つことができる家は、夏も窓を閉めてしまえばクーラーがいらないそうで、とても羨ましかったです。畑や時々大工仕事をしながら、中条の家で暮らすなかで「からだが健康になったと思う」と仰っていた平山さん。自然に囲まれて生活するということは、気持ちだけでなく身体にも良い効果があるんだと改めて感じました。



    2件目は現在絶賛分譲中のお宅へ。以前の住人が住まなくなって4~5年と伺った青い屋根が印象的な古民家には、まだ生活の名残が部屋のあちこちに。平家建てバストイレ別の6DK。家族で住むにはぴったりの不思議な温かみを感じる家でした。暮らすには欠かせない地域の放送が流れるスピーカーも。



    続いて3件目は、今までのバスツアーでの民泊体験でもお世話になっている柳井さんのお宅。以前は建築のお仕事をされていたという柳井さんのリフォームは現在進行中!自らの手でリフォームを進めているそうです。まずはリフォーム前からだんだんできあがっていく様子をまとめたメイキング映像をみんなで鑑賞。その後、実際にどう出来上がったかを案内頂きました。





    柳井さん宅の台所は、他の家の建て替えの際に頂いた古材やネットオークションで購入したパーツなどを利用して作られていました。まるでずっとそこに設えてあったかのように自然に馴染み、落ち着く空間でした。「リフォームは終わらない」と語ってくれた柳井さんは、今は土間玄関に取りかかっているそうです。重さ100kgの引き戸を使って、どんな玄関が完成するのか。できあがったらまたお邪魔したいところです。



    最後に伺ったのは、本日2件目の分譲中の古民家。1件目に比べてややコンパクトな土間付きの平家建て。高台に立つこの家の玄関からは、山々を見渡せる眺望つき。現状のトイレは、入り口が外側で一旦外に出ないといけない昔懐かしいタイプ。祖母の家も同じようなトイレだったので、子どもの頃すごく怖かったことをひっそり思い出しました。

    今回は急遽週末を利用してリフォームに通う方のモダンで素敵なお宅も見せていただいたりと、たっぷりリフォームの古民家を見せていただけたツアーとなりました。1日目の見学が終了した後は、「やきもち家」に移動して温泉でひとやすみしたのち、昼間お世話になった古民家暮らしの皆さんと夕食へ。古民家で暮らすきっかけや、暮らすまでにしてきたこと、暮らし始めてからの楽しさや苦労話で盛り上がりました。